旅といってもまずインドアで

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鉄道番組花盛り

最近はCS番組を見る方も増えてきていますが、旅行好きの方なら必ず見るのは旅チャンネルでしょう。その旅チャンネルで近頃目立ってきているのが「鉄道」を扱った番組です。これが中々、地味におもしろいのです。

私などは、最初は他の番組の待ち時間にぼーっと見ていただけだったのが いつのまにか鉄道番組目当てとなってしまいました。そのきっかけとなったのが「全国秘境駅ファイル」です。

その名の通り「秘境」レベルの自然に埋もれた人気の無い場所にある駅ばかりを紹介した番組です。駅に「列車到達難易度」「車到達難易度」など項目をつけて 秘境度ランキングなるものを設定してあるのもユニークです。

ランクが高い駅は制覇したくなる気分にとらわれます。また、鉄道写真についての「カメラと旅する鉄道風景」や海外の鉄道を扱った「世界鉄道旅行」という番組もあり、 旅の中に『鉄道』という視点を入れるのも楽しそうという気になってきます。

マニアという程でもなく気軽な番組構成で気付くと鉄道旅行が俄然気になってくるのです。

さくっとテツか、ディープにテツか

『鉄分が濃い』という表現があります。これは「テツ」の度合いがとても高い、つまりは非常に専門的なレベルの鉄道ファンであるという事を意味しています。鉄道に興味を持ったとしても最初からマニアックな番組を視聴すると専門用語の多さや視点がわかりにくい事から結局はよく分からずに終わってしまいます。

前述の鉄道番組で言えば、「全国秘境駅ファイル」などは紀行番組としても見られる、鉄分薄めの番組です。「カメラと旅する鉄道風景」も同じで、全国各地の路線を取り上げてプロカメラマンが写真をどう撮るかを見せる中で ちゃんと観光スポットやグルメスポットの紹介もあるバランスの取れた番組です。

これが「乗り鉄トラベラーズ」という国内の全駅下車を果たした横見浩彦さんの番組になってくると 少々マニアック度が増してきます。彼の場合は駅舎マニアです。 更に「鉄道マニア倶楽部」という番組では マニアで有名なミュージシャン・向谷実氏が登場して鉄道車両本体についての解説が出てきて 専門用語が飛び交うかなりの鉄分です。

ですから、自分に合った鉄分の濃度から初めて徐々に濃くしていくのが正しい鉄道番組の選択方法と言えます。

テツを見るもよし、テツになるもよし

こうした番組を視聴していくと、徐々に楽しみ方のスタンスが分かれてきます。 日常の生活の中で「あれは東武線で特急はスペーシア、オレンジがイメージカラー、 只今東武博物館は階層休業中」とか浮かぶようになってしまったらそれはテツの素質があるという事です。

一方、駅などでカメラを構えている人や書店の鉄道コーナーでたむろしている人たちを見て 「ああ、この人は撮り鉄だな」とか「この本を買う人なら乗り鉄か」といったような分類が出来れば、 それは鉄道オタクというジャンルの人に興味が沸いたという事になります。

こうしたきっかけから、日々の生活の中に「鉄道」という視点が入ってくると 旅先を選ぶのも「ここはSLが走る路線があるところだな」とか「秘境駅の多い地方だな」といった広がりが出て マンネリがちだった旅行選びにもちょっと変わった色合いが持てるようになります。

ニュースの中にも鉄道に関する記事を見つけるとうっかり心が躍ってしまったりとか電車内で耳に入る鉄道少年たちの会話が心地よかったりとか、 生活がほんのり明るくなる事ウケアイであります。

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