私鉄が元気だと街も元気
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私鉄の歴史と現状
鉄道と言えば現在では全国に渡る旧国鉄・JRが何と言っても大手ですが、それ以外にも全国各地に私鉄が多く存在します。
正式な呼び名は民鉄(民営鉄道の略)であり官庁への届出書類にはこの呼び名が使われるのですが、一般的には私鉄の呼び名の方が定着しています。
また、細かく鉄道の定義があってもJR以外は私鉄というくくりに捉えられています。
鉄道の歴史を簡単におさらいしてみましょう。
日本に初めて鉄道ができてから私鉄会社によってあちこちに鉄道が出来ますが、その後国の鉄道事業として進められて日清日露戦争の頃に鉄道はほぼ全てが国営となります。
全国を結ぶのが国鉄の役割ですが、私鉄は当然それ以外の地域へ敷かれますので地方色豊かな路線が多く見られます。
私鉄会社が本格的に活躍するのは第二次世界大戦後のことです。
その後経済発展やエネルギー事情の変化によってSLが無くなったりバスとの競合に敗れて小さい路線が廃止になったりというのは、ある程度の年代の方ならニュースとしてご記憶にあるかと思います。
地方都市の宣伝マン?
そういった経緯によって採算の取れない路線というのはどんどん無くなっていくという事は、逆に現在も活躍する私鉄は採算が取れている、活気がある事の裏づけにもなります。
都市部の人口増加に伴って、人の移動を助けるのにもはや私鉄の存在は重要です。
大手私鉄15社のうち13社が東京都市圏か大阪都市圏のものです。
(ちなみに他の2社は愛知の名古屋鉄道と福岡の西日本鉄道です)
こうした大手路線は車体がJRよりもカラフルで、見た目にも鉄道ファンや子供達に人気です。
近鉄のいせしまライナーは鮮やかな黄色が特長で、同じく近鉄のビスタEXは目立つオレンジの車体で2階建て車両もあります。
白地の四角い車体に青の縦じまが印象的な名鉄ミュースカイは中部国際空港への足としても利用客を集めます。
レジャーだけでなくビジネスにも多く利用される路線に花形車両が多く走るので、ビジネスマンも電車での出張を楽しみにする方も多いそうです。
ミステリーにも大活躍
ミステリー作家の大家・西村京太郎氏は電車を舞台としたサスペンスを描くことでも有名です。
十津川警部シリーズや鉄道捜査官シリーズなどが有名です。
その著書のタイトルにも『近鉄特急伊勢志摩ライナーの罠』とそのものズバリ登場しますし、『越後・会津殺人ルート―追いつめられた十津川警部』では十津川警部が浅草発東武特急に乗るところから話が始まります。
『十津川警部 アキバ戦争』では新しい路線であるつくばエクスプレスが舞台となっています。
作品内では沿線の観光地や車両の様子なども詳細に描かれていますし、何より時刻表を使ったアリバイ工作は作品の見所でもあり、電車を堪能したミステリー作品の数々と言えます。
西村氏の作品に出る電車の多くはJRですが、私鉄も意外と多くとりあげられています。
読書好きな方は小説の舞台の路線を堪能するのも一つの楽しみですね。
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